プロフィール

KEN

Author:KEN
東海三県を主なテリトリーとするアーキテクト。
アーキテクトの世界ではまだ若輩ですが、日々、建築と格闘中です。
よろしかったら、リンクより、下記↓にもお寄り下さい。
KENのHP http://www.geocities.jp/kenku7jp/

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

羽島市役所 街歩き

2015.8.28

8月ももうわずかとなりました。
暑さはずいぶんやわらいだけど、なんか雨が続きますね。

話は変わりますが、先日岐阜の方に用事がありましたので、ついでに街歩きをしました。
羽島市役所、および周辺街並み探索です。

この市役所は、ル・コルビュジェに師事をした「坂倉準三」の設計、清水建設(株)の施工です。
なんと羽島は坂倉準三の出身地ということで、市役所の少し北にある造り酒屋「千代菊」がその生家とのことです。
1954年(昭和29年)の作であり、外部を見る限りは、建築当時の原形がほぼ維持されているようです。
周囲に親水池を配し、それをまたぐエントランスへのアプローチや東側のコンクリート打ち放しのスロープが力強い。消防用望楼の垂直性が印象的で、各階の手摺の横方向への連続性、また屋根のアール面等とも相まって、全体としての美しいバランスと躍動を感じさせる。
ただ、逆に、補修等十分には手が入れられていない分、コンクリートの爆裂で鉄筋が露出しているところがあったり、当時のままのスチールサッシはかなり劣化している。
設備的にも限界かもしれません。また、耐震的にも不安がありそうです。

閉庁日に行ったので内部はしっかり見ていませんが、空間的にも現状はかなりきびしそうです。
エントランスからフロアの真ん中を突っ切る広めの廊下に、各課のカウンターがすぐにその3方を囲むように配置されています。待合的なスペースはまったく余裕がありません。

伊賀市庁舎や愛知県立芸大等、建築より50数年が経って、その建築的な価値と、実際の使い勝手とのせめぎ合いの中でいろいろな議論がされています。


hs_2007.jpg 南東面  昭和35年日本建築学会作品賞

hs_2009.jpg 北面

hs_2018.jpg 銘板(坂倉準三の名をなぞってきました)

hs_2017.jpg 消防用望楼 30m

hs_2016.jpg 親水池

hs_2023.jpg エントランスへのアプローチ

名建築と言われる建物も、50年がその本来の用途としては限界かと思うととてもはかなくも思えます。特に公共的な建物の場合、半世紀の間にいろいろな与条件も時代とともにどんどん変わるのだから当たり前かもしれません。
その建物の新たな活かし方をどのように考えていくかが大切なのでしょう。



KEN
http://www.geocities.jp/kenku7jp/
よろしかったらコメントください。
(下のCOMMENTをクリック。記入は、 ニックネーム と 本文 + 最後に認証番号入力 で OK)





スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。